ツールの進化と共にエンタメはより視覚的になり、TikTokといった短い動画でユニークなコンテンツが求められるプラットフォームではダンスがより注目されるようになりました。
そして、たくさんの人が真似し、拡散されたダンスは”ヴァイラルダンス“と呼ばれ、そのコンテンツによって人気TikTokerが生まれたり、使用音源のアーティストがブレイクするなど、ヴァイラルダンスは大きな力を持つようになってきています。
しかし、ヴァイラルダンスは注目されつつも、それを創作したクリエイターには還元されにくくなっている現状があります。いま、そういった現状を問題視し、適切な認識を広めようとダンスクリエイターがアクションを起こしています▼
@bryansanon##duet with @qgriggs love everyone showing love to my challenge <3 I would appreciate the big content creators to give credit tho !♬ 100rackschallenge bryansanon – bryansanon
#100rackchallenge といった数々のヴァイラルダンスを世に生み出してきたアトランタ在住のブライアン・サノンは
「ダンスで儲けた人は、そのダンス自体(考案者など)にも言及してほしい」
と、Buzz Feed News のインタビューで答えており、SNSで有名になることはビジネスに直結し、お金を稼ぐ手段となるので、コンテンツの創造者にも何かしらで還元される仕組みを考えるべきだと声を上げています。
「これってまるで、誰かの魂や頭から生まれた作品を、人気のある誰かがやってきて、こっそりと持っていってしまうようなものだ」
とも語っており、無断で振り付けを使用されることは、ダンスクリエイターが知名度を上げる機会を失うだけでなく、仕事のチャンスを奪うことになると訴えています。
では、こういった問題を回避するためにできることはなんでしょうか?
クレジットをタグ付けする
このクレジットのタグ付けはとても簡単で、有効的な方法です。動画をアップロードする前にキャプションに “dc: 振り付けしたクリエイターの名前“をタグ付けするだけ。dc:はダンスクレジットの意味なのでなぜタグ付けされているのかがより明確になります。
振り付けしたクリエイターを探したいときは、真似したいダンスの音源をクリックし、その音源でアップされている動画一覧の一番左上に”オリジナル”という表記があるものになります。
デュエット機能を使う
デュエット機能は画面が分割され、元ネタの動画と一緒に踊れる画期的な機能です。この方法は、オリジナルの動きも一緒に拡散されるため、ダンスクリエイターにとって最も強力な拡散方法です。この時にもクレジットをタグ付けするのはお忘れなく。
こういったダンスクリエイターの中には、生活が困窮していて、なんとかチャンスを掴むために毎日振り付けを創作しているクリエイターもいます。このアクションは、そういったクリエイターの存在価値を示すだけでなく、未来を創ります。
そして、あなた自身も世界中の才能溢れるクリエイターと繋がるきっかけとなるので、是非ヴァイラルダンスを踊るときはタグ付けをお忘れなく!